こんにちは。久しぶりの管理Uです。
朝晩はすっかり涼しくなり過ごしやすくなりました。
今回は東京都港区高輪のリノベーション住宅現場に納めさせていただいた、ダイニングテーブルを紹介します。
まずは完成品を!
天板はウォールナット無垢板の集成です。天板から脚、下台はすべてウォールナットです。
今回は製作の工程を簡単に説明していきます。
早速ですがまずは材料選定!
どの場所にどの板を使用するか意外と時間を費やすのです。
この作業は木を知り尽くした人でも難しいといわれます。
今回は板と板の間に同材を入れて接着させる方法、雇実(やといざね)加工で進めていきます。
寸法が決まり加工が終わったら接着です。
このくらいの大きさになると一人では持ち運びができないのと、
接着力が強い特殊な接着剤でさらには速乾のために二人作業。
組み終わり後はしっかりプレスします!
接着部を確認(接着剤の塗布)後に、プレス機の圧力を少し強めに1日置きます。
しっかり接着しているのを確認します。まだこの段階では段差、厚みむらがあるのです。
そこで我が新NCマシーンの登場です。
見せてくれます。まさに新NCマシーンの真骨頂!
ここで誤差がなくフラットに削り加工!!!
少しわかりづらいですが、途中工程でのこの仕上がりです。
きれい・正確・そして早い!
早い・・・
早い・・・
仕上げと加工が終わったら塗装です。
天板の塗装という事もあり、ワンランク上の塗装をさせていただきました。
素地仕上げ→下地処理→研磨→下地処理→研磨→仕上塗装→仕上処理・・・塗装工程だけでざっと7工程!!!
クリア塗装をすることでウォールナット本来の色艶など、一段と上品な表情にみえます。
下台と接合して、最終のチェック(傷、汚れ、最終検品)後はいざ!お客さまのもとへ・・・
※下台の説明は今回長文になるため省かせていただきます。あしからず・・・
完成写真
ガス台などの器具が付き正規の場所に設置され、お客さまのライフスタイルの一部となるのを確認できた時に「ホッ」とすると同時にやりがいを感じる瞬間でもあります。
キズが付いて汚れていく、言わば『あじ』がある家具になってもらえればな。と思います。